製造業の“紙ベース運用”をたった3ヶ月で社内システム化したプロジェクト事例

背景と課題

「書類の山に埋もれる毎日から、そろそろ卒業したかったんです」

そう語るのは、埼玉県で50名規模の製造会社を営むY社長。受注や製造指示、出荷管理などを紙とExcelで対応しており、伝達ミスや情報の属人化が常態化していました。

社内のDX化はずっと気になっていたものの、「何から手をつけていいか分からない」「高額なシステム導入は怖い」と、二の足を踏んでいたといいます。

取り組んだ施策

そこで相談したのが、中小企業向けにノーコードシステム支援を行う開発会社のS社。

  • まずは“受注→出荷”のフローを可視化し、現場で何が起きているかを整理
  • その内容をもとに、Googleスプレッドシートと連携するWebアプリをノーコードで開発
  • PC操作に慣れていないスタッフでも使えるよう、画面は極力シンプルに

という3ステップで、最初のプロトタイプまで1ヶ月、全社導入までたった3ヶ月で完了しました。

得られた成果

  • 情報共有ミスが激減し、「言った/言わない」がなくなった
  • 社内外の問い合わせ対応時間が大幅短縮
  • 他部署からも「うちでも使いたい」と声が上がるように

「大きなシステムを入れる前に、“自社に合った形”を小さく作ってもらえたのが良かったです。」

無理なく始めるDX。現場起点で“使われるシステム”を実現した好事例です。

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